ミニ四駆の仕組み
ここでは、ミニ四駆の仕組み(メカニズム)ついて解説します。
2017/6/6 この記事は「四輪駆動ラボラトリ vol.1」に収録されています。
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仕組みを理解することが、速いミニ四駆を作る第一歩!
ミニ四駆は、電池(単三電池2本)で走る、四輪駆動(4つの車輪が同時に回ること)の車です。
改造を重ねたミニ四駆のスピードは、大人が走っても追いつかないほどです。 手のひらサイズの大きさの中には、とても高度なテクノロジーが詰まっているんですね。
他のレーサーが作った速いミニ四駆を真似すれば、それなりに速いミニ四駆になります。 でも、ミニ四駆の仕組みを知らずに真似するだけでは、レースには勝てません。 そのセッティングが、どうして速いのか、分からないからです。
それでは、次のミニ四駆(サンダーショット&VSシャーシ)を例に、ミニ四駆の仕組みを見ていきましょう!
ミニ四駆のエネルギー源である、電池(写真は、タミヤ充電式電池ネオチャンプ)。 使う電池によって、ミニ四駆の速さは大きく変わります。
電池金具(ターミナル)。 スイッチを入れると、左から右の写真のように変化して、2本の電池がつながります。
もう一方(モーター側)の電池金具。 電池とモーターを、直接つなげます。
ピニオンギヤ(白)とカウンターギヤ(赤)とスパーギヤ(肌色)。 これらのギヤが上手くかみ合って、モーターの回転が車輪に伝わります。
モーターと電池金具のユニット。 モーターを外してみると、裏側でつながっていることが分かります。
ホイールシャフト(銀色の横棒)とクラウンギヤ(桃色)。
前後のクラウンギヤ(桃色)は、プロペラシャフト(土色のギヤが付いている長い棒)で結ばれています。 この仕組み(シャフトドライブ)が、四輪駆動の秘密です。
シャーシの外側に取り付けられたローラー。 真っすぐにしか進まないミニ四駆は、カーブなどでコースの壁に当たると、大きく減速してしまいます。 ローラーがあれば、たとえ壁に当たっても、スムーズに走ることができます。
以上が、ミニ四駆の基本的な仕組みです。 仕組みを理解すれば、ミニ四駆の改造(グレードアップパーツを取り付けるなど)やメンテナンス(グリスを塗ったり汚れた部分を掃除したりなど)を、しっかりとできるようになります。 そしてミニ四駆を、ビュンビュン走らせることが、できるようになりますよ☆