小部品にまつわる小ネタ集
小部品にまつわるお役立ち情報を、紹介します。
2017/6/6 この記事は「四輪駆動ラボラトリ vol.3」に収録されています。
> 詳細は「電子書籍」を参照
小部品でブレーキの地上高を計測
レギュレーション(公式大会の規則)では、「ミニ四駆の地上高は 1mm以上」と決まっています。 小部品を組み合わせれば、ミニ四駆の地上高を計測する事ができます。
大ワッシャー(約 0.4mm)、小ワッシャー(約 0.3mm)、各種スペーサー(1.5mmや3mm)を組み合わせれば、地上高の細かいチェック(自分が設定したい高さになっているか)が簡単にできるのです。
以下は、ブレーキの地上高の確認例です。
上記2回の計測で、ブレーキの地上高は、約 2.3mm から 2.6mm の間ということが分かります。
両ネジシャフトの加工
両ネジシャフトの短い方をニッパーで切断すれば、約 27mmのキャップスクリューに早変わりします。
キャップスクリューは、通常のビスよりも頑丈なパーツです。 ガイドローラーを取り付ける場合や、提灯(ちょうちん)などでマスダンパーをぶら下げる場合に使います。
> キャップスクリューについては「キャップスクリューを使ってみよう!」を参照。
通常のネジだと、走行途中に曲がってしまうことがあります。 もし曲がった場合、マスダンパーが正常に機能しなくなったり、ジャンプ時のミニ四駆の姿勢が不安定になったりします。
30mmでは長いけれど、25mmでは少し短いという場合、加工した両ネジシャフトが役に立ちます。 切断する際は、切った部分が飛んでしまわないよう、気をつけてください。 また、切断面はそのままだと危険なので、紙ヤスリ(フィニッシングペーパーP240番あたり)で削って、滑らかにしておきましょう。
他にも、以前の記事「ブラストアロー(MAシャーシ)の改造に挑戦してみたよ!」で紹介したように、マスダンパーにしたボディの支柱として使うこともできます。
金属製の簡易スパナの改良
特定のグレードアップパーツに付属している金属製の簡易スパナは、2本もあれば十分なのですが、グレードアップパーツを買っているうちに自然に増えてゆきます。
この簡易スパナを2枚重ねにすれば、厚みが2倍になるので、ナット止めが非常にしやすくなります。 簡易スパナを改良する手順を、次に示します。
これで、改良版の簡易スパナが完成します。 ③で、両端に六角マウントとロックナットを挟む理由は、2枚目のスパナを正確に重ね合わせるためです。 最低限、ロックナットは挟んでおきましょう。
なお、ナットを締める箇所によっては1枚の方が作業しやすい場合があるので、両方のスパナを持っていると良いですよ☆
接着剤が無い場合、「簡易スパナを重ねてテープなどで固定する」という方法もあります。 もし、「ミニ四駆超速ガイド2013」を持っているなら、61ページをご覧ください。
> 「ミニ四駆超速ガイド2013」については、「「ミニ四駆超速ガイド2013」がすごい3つの理由」を参照。
実は便利! プラスチック製のスパナ
スーパーX・XXシャーシ用の一部のグレードアップパーツ(「スーパーXナット止め小径ホイール」など、ホイールをナット止めするもの)には、プラスチック製のスパナが付属されています。
これは金属製の簡易スパナよりも、ナットの取り付け・取り外しが素早くできる上に、ボックスドライバー(4mm/4.5mm)よりも小さいので、持ち運びがしやすいです。 プラスチック製なので、あまり強くナットを締めようとすると破損する恐れはあります。 でも、これ目当てでグレードアップパーツを買っても良いと感じるほど、大変便利な工具です。
あまり店頭では見かけませんが、Amazonや楽天などのネットショップを利用すれば、手に入れることができます。 興味を持った方は、キーワード「スーパーX ナット止め」で、検索してみてください。
以上、小部品にまつわる小ネタ集でした(^-^)
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